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2023ー2024MLB大谷翔平選手観戦体験記@エンゼルスタジアム【7】 航空券手配の前に 知っておきたいサービスレベルによる航空会社の違い FSC/MCC/LCC

2023ー2024MLB観戦体験記【7】 FSC、MCC、LCC、サービス内容による航空会社3パターンの違いを解説します。

こんにちは、Dama子です❗️

大手旅行会社出身で今は寝たきりママンを介護しながらときどき旅しています✈️

2023年と2024年シーズンのエンゼルスタジアムでのMLB観戦とアナハイムディズニーに行った経験を元に、今回は航空券の手配にあたって知っておきたい「FSC」「MCC」「LCC」と位置付けられている航空会社の違い3パターンを解説していきます!また、よく使われる航空旅行用語についても簡単にご紹介します。

Dama子

☝️この記事はこんな疑問をお持ちの方におすすめです

航空会社で「FSC」「MCC」「LCC」ってなんのこと?

どんな違いがあるの?

航空会社は提供するサービス内容と価格帯によって概ね3つのカテゴリーに分けられます。それぞれのメリットデメリットを知った上で手配しましょう。

大谷選手がプレーするMLBの試合を現地で観戦してみたい!日本人メジャーリーガーの活躍をこの目で観てみたい!そう思っていても、いざ計画するとなるとツアーは高い、かと言って自分で手配するのは大変そう。。。と、あきらめてしまっていませんか?

そんなあなたに向けて、実際に2023年と2024年シーズンにエンゼルスタジアムでのMLBを観戦しに日本から個人手配で旅行した体験をもとに、手配に関する情報やポイントをシリーズでお届けしたいと思います!ついでにアナハイムディズニーとハワイにも寄ったのでその辺の情報も併せてご紹介します!

 

当記事は個人の主観や経験に基づいて記録しておりますが、その成果や過程を保障するものではありません。また、手段や価格等は随時改定されるものですので記事に書かれているものが全てではありません。

目次

きっと役にたつ航空&旅行用語

航空会社の違いを解説する前に、きっとこの先の手配でも役にたつ航空&旅行にまつわる用語を簡単にご紹介します。また、この記事を読み進めて行くに当たっても知っておくとより分かりやすく感じるかと思います。

  • キャリア 航空旅行用語の場合は航空会社のこと
  • FSC フルサービスキャリア 
  • MCC ミドルコストキャリア 
  • LCC ローコストキャリア
  • アライアンス 航空連合(航空会社間の連合組織)のこと
  • 三大アライアンス スターアライアンス(ANA所属)ワンワールド(JAL所属)スカイチーム
  • フラッグキャリア 国の代表的な国際線運行航空会社(日本はJALとANA)
  • コードシェア便 複数の航空会社(概ね同一アライアンス)によって共同運行している航。一つのフライトに対し共同運行する航空会社の便名がつく。一般的にはメインキャリアには3桁、サブキャリアには4桁の便名がつく。
  • ディレイ 遅延のこと
  • フラキャン フライトキャンセル(欠航)のこと

航空会社の種別

航空会社はサービスレベルにより3種にカテゴライズされています。

①FSC:フルサービスキャリア

日本で言えばいわゆるフラッグキャリアがこれにあたり、国内線国際線ともに主要路線は全てカバーしています。

機内サービスも充実しており、基本的なサービスは運賃に含まれています。マイレージプログラムもあり、同アライアンス(航空連合)所属の航空会社に搭乗することによってもマイル加算サービスを受けられます。

②MCCミドルコストキャリア

主に国内線中心に運行しており、キャリア(航空会社)により運行方面が棲み分けされています。

エリアに特化していることと、機内全てがエコノミークラス運行であることによってコストダウンに繋がるため安い運賃で利用できます。

なおかつサービスレベルはFSCと概ね同等です。

③LCCローコストキャリア

国内線国際線共に特定路線で運行。運賃は激安です。が、サービスは一切含まれていないので、必要に応じて課金する必要があります。

飲食物や預け荷物、座席指定やアメニティまで全てが有料となります。

キャリアによってはフルフラットシートもあり、FSCと比べるとはるかに安く快適なシートで旅できるので、長距離の際はお値打ちです。ただし、その場合もサービスは全て別料金です。

と、このようにざっくりと説明しましたが、さらに細かく解説していきたいと思います。

✈︎FSCフルサービスキャリア

皆様がパッと思い浮かぶ従来型のサービスを提供している航空会社です。

日系のフルサービスキャリアは

  • 日本航空JAL系列 
  • 全日本空輸ANA系列 

座席の種類はファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラスと複数のクラスがあり、それぞれのクラスに合わせた食事や飲み物、アメニティやサービスを受けることができます。

また、預け荷物も搭乗するクラスにより制限は変わりますが、運賃に含まれているものが基本です。規定重量やサイズをオーバーする際は超過料金が課せられます。

機内エンターテイメントも充実しており、座席モニターで選んだプログラムを個人で楽しめる機材がメインです。一部機材にはパーソナルモニターの設置が無いものもあります。

またFSC(フルサービスキャリア)にはマイレージプログラムというものがあり、航空会社のマイレージクラブに加入し所属する航空連合(アライアンス)と同アライアンス所属の航空機に搭乗するとマイレージを加算することができます。

ただし、マイレージ加算についてはブッキングクラスというものが関係します。ブッキングクラスというのはビジネスクラス、エコノミークラスといった座席種別のクラスでなく、予約時に券種ごとに航空会社が設定しているクラスでアルファベット1文字で表記されます。

ブッキングクラスについては説明が長くなりますのでまた別の機会で書きたいと思います。

FSCのメリット

  • 就航都市の圧倒的な多さ
  • 機内サービスが充実
  • 預け入れ手荷物も無料(規定を超えた分は超過料金対象)
  • カウンターやゲートが近い
  • 遅延が少ない、遅延やフライトキャンセル時の対応が手厚い
  • 座席にゆとりがある
  • サービスレベルが高い

FSCのデメリット

  • 運賃が高め

✈︎MCCミドルコストキャリア

JAL/ANAといったFSCよりもお手頃な価格で主に国内線で路線を絞って運行している航空会社です。今はLCCローコストキャリアというワードの方が目立っているためあまり聞かないワードかと思いますが、ローコストキャリア広まるよりも以前からエリア特化型の国内線として運行しています。位置付けとしてはFSCとLCCの中間です。

  • スカイマーク  那覇、福岡、新千歳などの基幹路線に就航
  • AIR DO  北海道路線
  • ソラシドエアー  九州路線
  • スターフライヤー   北九州路線

運行路線が絞られている分、その運行エリアに対して特化しています。

国内線においては提供サービスもFSCとほぼ同等ですし、シートピッチも概ね同等です。(79センチ〜81センチあたり)。FSCで広めの機材だと86センチのシートピッチのものもあるようですが、FSCの普通席も基本シートピッチ79センチ〜が一般的です。ただし、たとえばJALの国内線主要機材ではシートを薄型にすることでシートピッチを変えずにシートの間隔を5センチほど広く確保できているようです。

また、国内線MCCミドルコストキャリアでは座席の種類は普通席(いわゆるエコノミー)のみとなっています。FSCであるJAL での+J(プラスジェイ)、 ANAでのプレミアムシートといった上級シートはありません。

ちなみに首都圏でのMCCの発着空港は羽田です。

MCCのメリット

  • 運賃が安い
  • FSCと同等のサービスがある
  • 座席もFSC並みのシートピッチ
  • 首都圏の場合羽田発着

MCCのデメリット

  • 運行路線が限られている
  • 座席がエコノミーシートのみ

✈︎LCCローコストキャリア

耳にする機会も増えてきたLCCローコストキャリア。その名の通り、ギリギリまでコストカットをし、最大限にシンプル化した航空会社です。

  • ピーチ 関空内に本社を置く日本のLCC

国内線:主要都市 / 国際線:アジア・中国

  • ジェットスター オーストラリア拠点のLCC

国内線:主要16都市就航 / 国際線:オーストラリア3都市、アジア4都市

  • エアアジア マレーシアのLCC

メイン路線は東南アジア

  • スプリングジャパン 中国のLCC春秋航空とJALが共同出資して設立されたJALグループのLCC

国内線:成田ー新千歳&広島 / 国際線:中国4都市

JAL/ANAグループのLCC

  • ZIPAIR JALの完全子会社LCC

国際線のみ 成田ーアジア北米主要9都市

  • Air Japan ANAの国際線新ブランド(厳密にはLCCではなく、FSCとLCCの中間の位置付けとのこと)

成田ーソウル、バンコク、シンガポールの3路線 (2024年7月時点)

Air Japan:JALグループのZIPAIRに対抗し、日本とアジアを結ぶ国際線中距離路線を広げていくと発表

LCCローコストキャリアでは基本全てのサービスはオプションとなっており必要に応じて追加料金を支払ってサービスを受けます。食事、ドリンク、預け荷物、アメニティ、ブランケット、座席指定など、これら全てが別料金です。

LCCの航空会社によってはお得なセットプランも用意していたりします(例えば食事、座席指定、預け荷物のセットプランと言ったもの)。予約時に選択することが一般的です。

燃油サーチャージも加算されませんが、FSC、MCC同様に空港税や国際線の場合は出入国税等が別途かかります。

一切のサービスが別料金のLCC、以前は飲食物の持ち込みは不可が多かった印象ですが、今は持ち込み可能なLCCも増えてきています。搭乗する予定のLCCの規定はあらかじめ確認しましょう。

また、基本LCCのシートピッチは狭めですがJAL系列LCCである ZIPAIR(国際線運行)は79センチANA系列LCCのAirJapanは81センチとなっておりFSCの国内線と同等のシートピッチがあるようです。

とはいえFSCの国際線のシートピッチはJALや ANAで84センチ〜86センチとゆったり設計ですので、国際線の機材で比較するとやや狭めです。ただし外資FSCの国際線エコノミーは81センチ〜だったりするので、LCCの中でもZIPAIRとAirJapanのエコノミーはその運賃で考えると優秀なシートピッチではないかと思います。

MCCはほぼ国内線のみの運行に対してLCCは国際線も運行しています。この点から、海外にできるだけ安く行きたい方への需要が大きく近年注目されているのです。

ちなみにLCCの首都圏発着は国内線国際線ともに成田が基本です。羽田の就航もありますが選択肢は少ないので成田発着と想定しておきましょう。また、LCCのカウンターやゲートはFSCとは違い、少し遠いエリアにありますので時間には必ず余裕を持って空港入りしてください!フライトスケジュールもアジア路線は深夜便が多いので体力もそれなりに必要です。

LCCのメリット

  • とにかく運賃が安い

LCCCのデメリット

  • サービスは全て別料金
  • 無料のサービスは最低限
  • 預け荷物も有料
  • 持ち込みの手荷物の制限も厳しい
  • 遅延やフライトキャンセルがFSCに比べて多い傾向
  • カウンターやゲートが遠い
  • 発着時間が深夜や早朝のものも多い
  • 座席が狭い
  • 首都圏の場合、基本成田発着
  • 飲食物持ち込み不可のLCCもあるので要注意

まとめ

では最後にあらためて航空会社の3つのカテゴリーをおさらいしましょう。

  • FSC/フルサビスキャリア サービス・サポート面で安心。比較すると高額ですがそれ以外はメリットが大きい
  • MCC/ミドルコストキャリア 国内線で運行している路線に登場するなら圧倒的にコスパ良し!ただし路線とエリアは限定的
  • LCC/ローコストキャリア 安い!ただし全てのサービスは別料金であり機内食もつかないため、特に長距離路線の場合は何が必要かご自身でよく検討しましょう
Dama子

いかがでしたか?それぞれの特徴を理解した上でご自身に合ったプランを立てましょう。
ちなみにですが、よくよく手配してみると必ずしもLCCが圧倒的に安いとは限りらないのです。
例えば長距離路線だとどうしても座席選びや飲食物、ある程度の預け荷物は避けて通れないため、追加サービスの数によっては思ったよりも高くなってしまいます。

結果、早めに取ったFSC(とくに外資)と価格に差がほとんどない場合もあるのです。
こんな事象もありますので是非旅の計画はお早めに❗️

次回は日本からロサンゼルスまで直行便で運行している航空会社をリストアップしてご紹介します。意外と何が飛んでいるか一括で調べられないのです🧐

行きたいところがあっても、手配に不安があったり情報が足りないととても勇気とエネルギーが要ります。そんな労力も旅行の醍醐味ではあります。が、やっぱりできるだけ金銭面や悩む時間、調べる手間など、余分なコストと不安はカットしたいですし、一つでも多くの情報は仕入れておいて損はないはず。

航空券の手配、現地の移動手段、宿泊施設、チケットの取り方、グッズの購入、ディズニーのことなど、まだまだ改善の余地はありますが個人手配した記録をお伝えしていきます。今回の旅の記録が、行きたいな〜、と、思っている方々のお役に立って後押しになれば嬉しく思います。

Dama子

脳梗塞で要介護5の寝たきりママンの在宅介護歴8年、自身も脳梗塞で片側視野欠損してしまって色々諦めかけたけど旅と開業の夢だけはひっそり追い続けることにした大手旅行会社出身のアラフォー独身女です。自身が経験した介護と大病、そして旅のお話を発信していきます。

それではまた次の記事でお会いしましょう。ごきげんよう。

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